こんにちは!
アトリエあいだっく川崎の作業療法士の鈴木です。
本日は少しテーマを変えて、あいだっくで日々行っている「活動」を専門職の目線で深掘りしてみたいと思います。
療育場面における我々作業療法士のお仕事は、端的に言うと、「子どものやりたい活動をできるようにする活動の専門家」です。
ヒトは24時間365日、常に何らかの活動をして生活を送っています。
その活動に支障がでてしまった、特にやりたい活動に支障が出てしまった場合、健康や生活、日々のやりがいなど、様々な問題が生じてきます。
これは子どもの場合も同じで、子どもが「やってみたい!」と思う活動に上手く従事できないと、発達のプロセスに影響を与えることもあります。
ちなみに作業療法の世界では、「やってみたい」「やらなければいけない」「誰かにやってもらいたいと思われている」ような活動のことを作業(Occupation)と呼んでいます。作業療法士の「作業」の部分はこれが由来になっているということですね!
活動は細かく見ていくと、3つのスキルで説明することができると言われています。
- 運動技能:活動を実施する際に、自分自身や物を動かすための能力のこと
- プロセス技能:道具や材料を適切に選択・使用したり、問題に直面した際に解決したりする能力のこと
- 社会交流技能:活動時に行うコミュニケーションを適切に行う能力のこと
例えば「アトリエ活動で紙に絵を描く」という活動
これを細かく見ていくと、
必要な道具を考える→必要な道具をスタッフに尋ねて借りる→椅子に座る→描きたい絵を頭に浮かべる→絵を描く順番を決める→利き手でペンを持つ→反対の手で紙を押さえる→ペンを紙に近づける→滑らかにペンを動かす→…
といった具合に考えることができ、色分けされた3つのスキルに分類することができます。
この3つのスキルの観点から、活動に必要なスキルの得意/不得意を見つけることで、お子さんの「できた!」を伸ばすことができ、あいだっくでも、お子さんが「やってみたい!」と思っているそれぞれのユニークな活動を通じて、お子さんのこの支援を行っています。
まだまだお伝えしたいことはあるのですが、長くなりそうなのでこのあたりで…
反響があればこの続きもお話したいと思います。
それではまた次回!
『アトリエあいだっく川崎』
神奈川県川崎市川崎区鋼管通にある放課後等デイサービスです。
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